巷に騒がれる、又吉直樹殿:一息で本音に言い直された好きなタイプと、好かれぬ状態を好む恋愛観について、
さても気になる話じゃ!今宵はこの御方を追ってみようぞ!
【略歴】
- 1980年6月2日、大阪府寝屋川市のお生まれ
- 高校を卒えて上京し、吉本総合芸能学院(NSC)に入られた
- 2003年、綾部祐二殿とピースを結成される
- 2010年、キングオブコントで準優勝
- 2015年7月16日、小説『火花』が第153回芥川龍之介賞に選ばれる
- 2017年、恋愛エッセイ『僕の好きな女の子』を書き下ろされた
- 2017年5月9日、モデルプレスの取材で理想の女性像を語られた
- 2017年5月11日、初の恋愛小説『劇場』の単行本が出る
- 2017年5月28日、フジテレビ系『ボクらの時代』で恋愛と結婚を語られた
- 2020年8月14日、映画『僕の好きな女の子』の初日の舞台あいさつに立たれた
【好きなタイプは支えてくれるやさしい人-取材での答えは別】
「又吉直樹殿の好きなタイプは、どのような御方なのか」——これを調べに来られた御方へ。
答えは、ご本人の口から出ておる。
ただし、一度言うてから、すぐに言い直されたのでござる。
2017年5月、モデルプレスの取材でのことじゃ。
芥川賞の『火花』に続く二作目、『劇場』の単行本が出る二日前でござった。
『劇場』は、売れない劇作家の永田と、女優を目指して上京した沙希の恋の物語。
又吉殿にとって、初めての恋愛小説でござる。
作中で永田を支え続ける沙希に、ご自身の理想の女性像が映っておるのかと問われて——
「そうですね」
……と、まずは認められた。だが、すぐにこう付け足された。
「でも今の僕やったら沙希みたいにあんなに尽くしてくれると逆にすごく気を遣ってしまうから、ちょっと厳しい女性くらいのほうがいいかもしれないです」
尽くされると、気を遣ってしまう。ゆえに、厳しいくらいがよい。
……なるほど、筋は通っておる。
記者が「容赦なくビシッと言ってくれる女性?」と重ねると、
「はい」と答えた、その直後じゃ。
「…いや、厳しい方がいいって取材では言うんですけど、ほんまのこと言ったらああいう支えてくれるやさしい人が好きでしょうね(笑)」
……お主、聞かれたか。
「取材では言うんですけど」——取材の場で、でござるぞ。
取材用の答えがあることを、取材の最中に明かしてしまわれたのじゃ。
つまり、この御方の好きなタイプはこうでござる。
建前は、ちょっと厳しい女性。本音は、支えてくれるやさしい人。
……しかも、どちらも隠さず一息に並べてしまう。
そもそも、なぜ恋愛を小説の題に選んだのか。
その答えがまた、又吉殿らしいものでござってな。
「我々芸人が医者コントをする時って、「おもろい医者コントはいっぱいあるから難しい」ってよく言われるんですよね」
「小説で言うと恋愛小説って医者コントみたいなものなんです(笑)」
誰もが書いておるゆえ、比べられ、難しい。それでも選んだ訳が、これじゃ。
「小説を書く時って僕は自分が一番真剣に考えたいことを書いた方がいいと思うんですよね」
「だから恋愛っていうのも僕にとっては本当に重要なんですよね」
【恋愛観は、好きな人が永遠に好きにならぬ状態】
では、恋をすると、この御方はどうなるのか。
2020年8月14日、映画『僕の好きな女の子』の初日の舞台あいさつでのことでござる。
原作は、又吉殿が2017年に書き下ろした恋愛エッセイじゃ。
題にちなんで「好きな子ができたらどうなっちゃうの?」と問われると、こう答えられた。
「映画の中にもあるのですが『僕の好きな人は永遠に僕のことを好きにならない』。その状態が好きというのはもう、変態なんですが…」
……お主、好かれぬ状態が好き、と申されたのでござる。
話はさらに深くなる。
「なんかそう言うのが子どものころから、それを繰り返している感じです。好きな人がいても(好きと)言わず、好きな人は僕のことを『絶対、好きにならない』という」
「『あ、俺のこと好きじゃないな』というのを見てまた、より一層好きになるというか…」
「好きな人が自分以外の誰かと楽しそうなのを見て、苦しいのですが『かわいいな~』と思ったり」
「『永遠に俺が見ることができない顔をしているな~』というのが好き」
……登壇者は、苦笑いを浮かべたそうな。
だが共演の渡辺大知殿は、こう寄り添われた。
「すごくわかる。わかるからこそ、自分はそうならないように行動しているかも知れません」
そして又吉殿は、中学の頃の話で会場を笑わせた。
教室で、女子が回しておった手紙を拾うたという。
そこには「嫌いな男子」の名が並び、横に正の字が書いてあった。
「僕は2位になっていて、ワクワクしましたもんね。『嫌われているやん!』」
……嫌われて、ワクワク。好かれぬ状態が好き、という話と、ぴたりと揃うておる。
さて、時は戻って2017年5月28日、フジテレビ系『ボクらの時代』でござる。
芥川賞作家の町田康殿、山下澄人殿と三人で、恋愛と結婚の話になった。
又吉殿の第一声が、これじゃ。
「女性は好きなんですけど、すごい苦手意識があって」
「好きになっても、突き詰めていったときに何を好きやったんかなとか」
……考えすぎて、何を好きだったのか分からなくなるのだという。町田殿も頷いておられた。
そして又吉殿は、ご自身の結婚観をこう語られた。
「全力で結婚しよう!」
「その子のためにいろいろやったろ! という気合いが入ってしまう」
ところが、そのとき具体的な相手はおられなんだ。
それをご自身で言い表したのが、この一言でござる。
「神様おらんけど、神社だけ建ててる」
【未来予想図-神様おらんけど、神社だけ建てる御方】
さて、ここからは吾輩の見立てを述べようぞ。
並べてみると、この御方の恋は、どれも近づく話ではないのでござる。
好きな人が、自分を好きにならぬ状態が好き。
好きな人がほかの誰かと楽しそうなのを、遠くから「かわいいな~」と眺める。
相手もおらぬうちから、結婚に向けて神社だけ建てる。
――近づくより、思う時間の長い御方なのじゃ。
実は、同じ2017年の取材で、又吉殿はこうも語っておられた。
「一つは人間と人間の関係性みたいなものにすごく興味があるんです。1人の人間というよりは人と人の間みたいな部分」
……人と人の間でござる。
好かれぬ状態が好き、というのは、縮まらぬ間を見つめ続けることでもあろう。
そして、その取材の終わりには、夢を叶える秘訣としてこう言い切っておられる。
「たとえば僕と全く同じ能力のやつがいるとしたら、時間をかけたもん勝ちやろと思っているんです」
小説にも、恋を考えることにも、たっぷり時間をかける御方でござる。
取材用の答えを、つい本音に言い直してしまわれたのも、
考え続けた末に、嘘の答えが気持ち悪くなったからではないか——吾輩にはそう見えるのじゃ。
では、この先はどうか。
吾輩の見立てでは、神社はもう、立派に建っておる。
あとは、支えてくれるやさしい神様が来てくださるのを待つばかりであろう。
……もっとも、来てくださったら来てくださったで、気を遣うてしまわれるのやもしれぬがな。
さても、面白い話でござった。
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【吾輩からの一言】
人前に立つ御方々を見て、生まれつきと思うてはならぬ。皆、手をかけておられるのでござる。
とはいえ、店に通う暇はなかなか取れぬもの。……家で使える器も出ておってな。
英国の美容機器の専門店でござる。まずは見てみられよ。
【好きなタイプはやさしい人!?取材では厳しい方と言うについてのまとめ】
今回は又吉直樹殿について調査してみた!
2017年5月のモデルプレスの取材で、理想の女性は「ちょっと厳しい女性くらいのほうがいいかもしれないです」と語った直後、「厳しい方がいいって取材では言うんですけど、ほんまのこと言ったらああいう支えてくれるやさしい人が好きでしょうね」と言い直された。
恋愛小説を書いた訳は「恋愛っていうのも僕にとっては本当に重要なんですよね」。
2020年8月の映画『僕の好きな女の子』の舞台あいさつでは、「『僕の好きな人は永遠に僕のことを好きにならない』。その状態が好き」と明かした。
好きな人がほかの誰かと楽しそうなのを見て「苦しいのですが『かわいいな~』と思ったり」するという。
2017年5月の『ボクらの時代』では「女性は好きなんですけど、すごい苦手意識があって」と語り、結婚には「全力で結婚しよう!」と気合いが入る一方、相手がおらぬ状態を「神様おらんけど、神社だけ建ててる」と表した。
吾輩は又吉直樹殿に対して、近づくより、思う時間の長い御方。神社はもう建っておる、と思ったんだがお主は又吉直樹殿についてどう思ったかな?
世の中にはまだまだ、知られておらぬ話が溢れておる。
引き続きこの書記にて調べ、書き記していく所存ゆえまた応援のほどよろしくお頼み申す!
それではまた次の記事にて会おう!
嘘か誠かの判断は自己責任にて!
引いた言葉の出どころ
モデルプレス(又吉直樹、第2弾小説で“恋愛”を描いた理由・2017年5月9日)
WEBザテレビジョン(又吉直樹「女性は好きなんですけど、すごい苦手意識が…」・2017年5月28日)
オリコン(ピース又吉、独特な恋愛観を告白・2020年8月14日)
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