巷に騒がれる、北村匠海殿:一年の撮影で待機の部屋に居続けた、その理由について、
さても気になる話じゃ!今宵はこの御方を追ってみようぞ!
【略歴】
- 1997年11月3日、東京都のお生まれ
- 2006年頃、小学三年の折に声を掛けられ事務所に入られる
- 100回以上の選考を受け続け、9歳でコマーシャルに出られる
- 2011年12月より、DISH//の一員として音楽の道も歩まれる
- 2017年、映画『君の膵臓をたべたい』にて主演に抜擢される
- 2021年、映画『東京リベンジャーズ』にて主演を務められる
- 2023年、『幽☆遊☆白書』にて主演を務められる
- 2024年、TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』に出られる
- 2025年、映画『世界征服やめた』にて初めて監督も務められる
- 2025年、NHK連続テレビ小説『あんぱん』にて柳井嵩役を務められる
【北村匠海の朝ドラは初出演-1年で一度も楽屋に帰らず】
2025年の連続テレビ小説『あんぱん』でござる。
主演は今田美桜殿。その夫となる柳井嵩を演じられたのが北村匠海殿じゃ。
――朝ドラは、これが初めてであった。
撮り終えたのは2025年8月22日。その前日、取材の場でこう明かされた。
「僕は来年で役者人生20周年になりますけど、その総決算みたいな感覚があります」
「改めて僕にとって大切な財産になりました」
――九つでコマーシャルに出た御方でござる。
そこから二十年の締めが、この一年であったと言われる。
さて、この稿で吾輩がいちばん唸ったのは、そこではござらぬ。
撮影の一年を通して守られた、ある習いのことでござる。
「1度も楽屋に帰りませんでした」
お主、ここで唸られよ。
――一度もじゃ。一年の撮影でござる。
楽屋とは、演じ手ごとに与えられる控えの間じゃ。
疲れれば座る。台本を読む。人目を離れる。
――その部屋に、一度も戻られなんだ。
ではどこにおられたか。
「気付けば今田さんも帰らなくなっていて、前室(スタジオ付近の待機スペース)でスタッフ・キャストさんと会話しながら現場を作っていったような気がします」
前室とは、撮り場のすぐ脇の待ち合い所でござる。
人が行き交う。声が聞こえる。落ち着いて座る場所ではござらぬ。
そこに、一年おられた。
しかも、これは思いつきではなかった。
放送が始まって間もない2025年4月の折にも、こう言うておられる。
「半年やってきて、まだ一度も楽屋に入っていないです」
「というのも前室いるのが好きで、スタッフの方とお話していると皆さん楽しそうにお仕事されていて、すごくいい現場だなと思います」
――半年の折にも、一年の折にも、同じことを言われた。
通しておられたのじゃ。
理由も明かされておる。
「『今日、雨すごいらしいよ』など、なんでもない会話をして、そこに距離感を生ませてはいけないと意識していました」
――距離感を生ませてはいけないでござる。
劇中の嵩とのぶは、はじめは遠い間柄でござった。
それが半年で、同じ家に暮らす夫婦になる。
その近さを、撮り場の外でも保っておられたのじゃ。
そして、そこに人が集まった。
原菜乃華殿、河合優実殿、高橋文哉殿、大森元貴殿。
同じ年頃の御方が前室に寄り、時に絵しりとりをしたという。
「『僕がやったことはきっと間違いではなかったのかもしれない』と実感しました」
【この暗さで正解なのか-自問自答した1年】
さて、この一年は楽ではござらなかった。
嵩という役が、まず難しいのでござる。
「嵩は内気な性格で、声も小さいですし目もなかなか合わない。感情が子ども時代からあまり表に出ないんですよね」
ところが、下敷きとなった御方はこうであった。
「やなせさんご本人はユーモアがあり、ひょうきんで人の目を見て話す、優しさと愛がある方だなと思います」
――ここが捻れておる。
実在の御方は明るい。だが演じる役は暗い。
「嵩はやなせさん本人と比べると暗い人物。だから主体性をどこに置くのかをずっと考えていました」
備えは、こうしておられた。
「一番見ていたのは、やなせさんのインタビュー動画です。思想、哲学、戦争に対する思いや、アンパンマンの話を繰り返し見て聞いていました」
「声で聞く情報、表情から見る情報がすごく助けになりましたし、文字で見るよりも、戦争や“逆転しない正義”への思いを学べました」
――書かれた物より、声と顔でござる。
それでも、答えは出なかった。
「常に『これが正解なのか』と思いながら、嵩だったら、やなせさんだったら…というふうに自問自答する日々です」
「『この暗さで正解なのか』と悩むこともあり、難しさを感じながら慎重に演じています」
――この暗さで正解なのかじゃ。
半年、毎朝流れる役でござる。
暗すぎれば茶の間が重い。明るくすれば嵩でなくなる。
その匙加減を、撮りながら問い続けておられた。
そして、一年やって行き着いた答えがこれでござる。
「最終的に、やなせさんが『あんぱん』全体を包み込む象徴なんだというところに行き着きました」
――似せる相手ではなく、作を包む象徴と捉え直された。
ここからが面白い。
その暗い役を一年演じて、当人にも移ったという。
「嵩を演じてからは、めちゃめちゃ落ち込むようにはなりましたね(笑)」
「振り返れば学生時代は正直ネガティブ人間だったので、そこに立ち返る感覚があったのかもしれない」
さらに、こうまで言われる。
「1日通して芝居をしている時間が長いので、嵩としてしゃべっているほうが自分にとってニュートラルな感じに思えてくるんです。その感覚は過去にはなかった」
――役でいるほうが素に近いでござる。
半年から一年、同じ人として喋り続ける仕事じゃ。
そうなると、どちらが地なのか分からなくなる。
そして芝居の構えも変わったという。
「役というものを客観的に捉えることを意識していたのですが、1年間やっているとどうしても主観になってしまうことがあった。そういう瞬間にこそ、すごくいいシーンができあがったりするんです」
――離れて見るのをやめた折に、良いものが出た。
もう一つ、初めて知ったこととして挙げられたのがこれでござる。
「15分に起承転結を付け、さらに1週間という中での大きな起承転結も必要になってくる。その難しさも初めて知った」
一日十五分の中に山を作り、六日でまた大きな山を作る。
――二重の山でござる。
【未来予想図-つなぐ側を選ぶ御方】
ここまでを、一度まとめておこう。
――北村匠海殿は2025年の連続テレビ小説『あんぱん』にて柳井嵩役を務められた。朝ドラは初めてでござる。
一年の撮影で「1度も楽屋に帰りませんでした」と語っておられる。
役は内気で暗い男。「この暗さで正解なのか」と問い続けられた。
そして「来年で役者人生20周年」の総決算だと締められた。
ここからは吾輩の見立てでござる。
この御方は、つなぐ側を選ぶ御方だとみる。
根拠は、戦の場面についての言い方でござる。
「戦争シーンを撮影する時は、座長の気持ちでいます」
「座長としてつなぐ役割をやるというのが、自分のモットーなので、監督・助監督のお話を聞いて、それぞれの動きの中で空いているパズルを探すような感覚でいました」
――空いているパズルを探すじゃ。
己が目立つ場所を探すのではござらぬ。
抜けている穴を探して、そこに入る。
楽屋に帰らなかったのも、同じ筋でござろう。
前室におれば、誰が困っておるかが見える。
――穴を探すには、そこに居るしかないのじゃ。
主演の御方についての言い方も、これに揃うておる。
「“支え合う”という言葉が一番正しかったです」
「松葉杖のように支え合いながらここまでやってきました」
支えた、とは言われぬ。支え合った、と言われる。
そして年下の御方についてはこうじゃ。
「迷ったときに彼が立ち返れる場所でいようと。文哉くんにとってふがいない先輩ではいたくないなと思います」
――立ち返れる場所でござる。
引っ張る、教える、という言い方をされぬ。
戻ってこられる場所であろうとされる。
――これも、居続ける者の役目じゃ。
そう思うて見れば、あの一年の習いは腑に落ちる。
楽屋は、己一人になれる部屋でござる。
前室は、皆が通る場所でござる。
この御方は、後者を選び続けられた。
目立つ場所を探す者と、空いた穴を探す者がおる。後者は居続けねば見えぬ
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【吾輩からの一言】
人前に立つ御方々を見て、生まれつきと思うてはならぬ。皆、手をかけておられるのでござる。
とはいえ、店に通う暇はなかなか取れぬもの。……家で使える器も出ておってな。
英国の美容機器の専門店でござる。まずは見てみられよ。
【朝ドラは20年の総決算!?一度も楽屋に帰らずについてのまとめ】
今回は北村匠海殿について調査してみた!
一つ。北村匠海殿は2025年の連続テレビ小説『あんぱん』にて柳井嵩役を務められた。朝ドラは初めて。主演は今田美桜殿でござる。
二つ。一年の撮影について「1度も楽屋に帰りませんでした」。4月の折にも「半年やってきて、まだ一度も楽屋に入っていないです」と語っておられた。
三つ。その理由は「なんでもない会話をして、そこに距離感を生ませてはいけないと意識していました」。前室に同じ年頃のキャストが集まったという。
四つ。役については「嵩はやなせさん本人と比べると暗い人物」とし、「『この暗さで正解なのか』と悩むこともあり、難しさを感じながら慎重に演じています」と明かされた。
五つ。撮り終えての一言は「僕は来年で役者人生20周年になりますけど、その総決算みたいな感覚があります」でござった。
吾輩は北村匠海殿に対して、目立つ場所より、空いた穴を探しておられる御方、と思ったんだがお主は北村匠海殿についてどう思ったかな?
世の中にはまだまだ、知られておらぬ話が溢れておる。
引き続きこの書記にて調べ、書き記していく所存ゆえまた応援のほどよろしくお頼み申す!
それではまた次の記事にて会おう!
嘘か誠かの判断は自己責任にて!
引いた言葉の出どころ
映画ナタリー(北村匠海「あんぱん」は役者人生約20年の総決算、今田美桜と歩んだ1年間の軌跡を語る・2025年9月12日)
TVガイドWeb(朝ドラ「あんぱん」北村匠海、ヒロインの夫・柳井嵩を演じながら「自問自答する日々」・2025年4月18日)
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