
時間があることが、実は最大の落とし穴なんだ。
Hi!Aceだよ。今日は定年後の英語の始め方の話をするね。
先に立場を書いておくよ。私はまだ、その年代ではない。だから当事者ではないんだ。
でも語学学校で、50代や60代の方と一緒に学んだことはある。青年海外協力隊のあと、ニュージーランドに1年いたときだね。
そこで見ていて、はっきり感じたことがあるんだ。この年代の方は、若い人より伸びることがある。そして止まる理由も、若い人とはまったく違う。
この記事では、その両方を書くよ。何から始めるかと、いちばんの落とし穴だね。
この年代の方が、若い人より有利な点
まず、良い話から書くね。これは本当に感じたことなんだ。
話す中身を持っている
会話は、英語力だけでは成立しないんだ。話す中身が要る。
20代前半の学生は、言葉は速く覚えるけど言うことが無いことが多かった。
でも人生の経験がある方は違う。拙い英語でも、聞いてもらえるんだよ。
これは私が現地で何度も見た光景だった。
時間がある
現役世代は、まとまった時間が取れない。これは本当にきつい制約なんだ。
でも定年後は、毎日決まった時間を確保できる。
1日1時間なら、1年で365時間。これは英語をひとつ動かすには十分な量だよ。
焦りが無い
これも大きいと思う。
就活や昇進のために「何月までに何点」と追われないよね。
英語は階段状に伸びるから、平らな時期が必ずある。焦っている人は、そこでやめてしまうんだ。
焦らずに続けられる人が、結局いちばん伸びる。これは断言できるよ。
間違いを気にしなくなる
若い人ほど、間違えるのを恥ずかしがるんだ。
でも年齢を重ねた方は、堂々と間違える。そして間違えた分だけ覚えていくんだよ。
私が現地で見た中で、いちばん伸びていたのはこういう方たちだった。
逆に、正直に書いておく不利な点
良い話だけでは役に立たないから、正直な方も書くね。
覚える速度は、若い頃より落ちる
これは仕方のないことだと思う。
単語を1回で覚えるのは、確かに難しくなるよね。
でも対策はある。一度で覚えようとしないことだよ。
同じ本を何度も開けばいい。回数で補えば、速度の差は埋まるんだ。
耳が、若い頃より慣れにくい
速い音や、なまりのある音は、確かに聞き取りにくくなる。
だからゆっくりの音源から始めるのがいい。
そして同じ音源を何度も聞くこと。新しいものを次々に入れるより、繰り返す方が耳は慣れるからね。
そして、いちばんの落とし穴
ここが、この記事でいちばん伝えたいところなんだ。
時間があることが、最大の落とし穴になる。
現役世代は「時間が無い」ことで悩む。でも定年後は逆で、締め切りが無いことで止まるんだ。
「いつでもできる」と思えると、今日やらなくてよくなる。そして気づくと1か月経っている。
これは、私が現地で見た中でもいちばん多い止まり方だったよ。
何から始めるか、順番
順番の話をするね。ここを間違えると、遠回りになるから。
手順1:目的を、一行で決める
これがいちばん大事なんだ。
「英語ができるようになりたい」は、目標として弱い。できたかどうか、自分でも判定できないからね。
- 海外旅行で、自分で注文や道案内ができる
- 海外ドラマを、字幕なしで少し分かる
- 外国から来た人と、天気や食べ物の話ができる
- 孫と一緒に、英語で遊べる
判定できる形にすると、やることも自然に決まるよ。
手順2:中学英語を、ざっと通す
遠回りに見えるけど、これがいちばん確実なんだ。
一度習った範囲だから、思っているより早く終わる。
そしてここが崩れていると、上に何を積んでも崩れるんだよ。
全部やり直す必要はない。「そういえばこうだった」と思い出せれば十分だよ。
手順3:よく使う語を、繰り返す
難しい単語は要らないんだ。
日常でよく使う語を、確実に出せるようにする方が先だよ。
そして1冊を繰り返すこと。何冊も買うと、どれも中途半端になるからね。
手順4:使う場を、作る
ここが、独学では埋められない部分なんだ。
覚えた言葉は、使わないと出てこない。そして出てこない言葉は、無いのと同じなんだよ。
そして使う場には、もうひとつ効果がある。予定ができるということだよ。
これが、さっき書いた「締め切りが無い」問題への答えになるんだ。
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1日30分を、どこに置くか
時間はある。でもどこに置くかを決めないと、結局やらないんだ。ここは具体的に書いておくね。
朝がいちばん確実
これは多くの方に当てはまると思う。
朝は、予定が入りにくいからね。
夕方や夜は、来客や外出、体調で流れやすい。でも朝食のあとの30分は、たいてい誰にも取られないんだ。
行動と結びつける
時刻ではなく、直前の行動を合図にするのがいいよ。
- 朝食の食器を片づけたら、教材を開く
- 新聞を読み終えたら、音声を流す
- 散歩から帰ったら、単語を10分
時刻で決めると、少しずれただけで流れてしまう。でも行動で決めると、その行動をする限り必ず来るからね。
机に向かう時間と、そうでない時間を分ける
全部を机の上でやろうとしなくていいんだ。
- 机に向かう … 文法、単語を書いて覚える
- 机に向かわない … 音声を聞く、動画を観る、人と話す
体調が優れない日は、後者だけでいい。
こう決めておくと、ゼロの日を作らずに済むんだよ。
30分を、15分×2に割ってもいい
集中が続かないと感じるなら、無理に30分続けなくていい。
朝15分、夕方15分に割る方が、合う方も多いと思う。
英語は間隔を空けて思い出すことで記憶が強くなるから、むしろ割った方が効率がいいこともあるんだ。
続けるための、いちばんの工夫
ここが、この年代の方にとって本当に大事なところだと思う。
自分で締め切りを作る
時間があるからこそ、締め切りを自分で作る必要があるんだ。
- 旅行の日程を先に決めてしまう
- 週に何回か、人と話す予定を入れる
- 試験を申し込んでしまう
- 誰かに「やっている」と宣言する
いちばん手軽なのは人と話す予定を入れることだと思う。
相手が待っていると、人は行くんだよ。一人で机に向かう約束は、いくらでも延ばせるけどね。
毎日、同じ時間にやる
決まった時間にやると、考えずに始められるんだ。
「朝食のあと30分」のように、行動と結びつけるのがいいよ。
時刻で決めると、予定が入った日にずれて流れてしまうからね。
できない日を、責めない
必ずできない日は出るよ。それは当たり前なんだ。
大事なのは翌日に戻れるかどうかだけ。
2日空いても、3日目に戻ればいい。やめる理由にしないことが、いちばん大事だからね。
伸びが見えない時期を、乗り越える
英語は階段状に伸びる。だから平らな時期が必ずあるんだ。
そこでやめてしまうのが、いちばんもったいない。
点数以外の物差しを持っておくといいよ。聞き取れた回数、言えた回数。こちらは点より先に動くからね。
隙間時間の使い方は、こちらにまとめてあるよ。現役世代向けに書いたものだけど、考え方は同じだと思う。
私が語学学校で見た、その世代の方たち
当事者ではない私が書けるのは、ここだと思う。実際に一緒に学んだ方たちの話だよ。
いちばん伸びていた方の共通点
私がいた語学学校には、いろんな世代がいた。その中で明らかに伸びていた方たちには、共通点があったんだ。
- 分からないと、その場ですぐ聞き返していた
- 間違えても、まったく気にしていなかった
- 毎日、決まった時間に同じ席に座っていた
- 日本人以外の人と、よく話していた
どれも英語力とは関係ないことばかりだよね。
態度の話なんだ。そしてこれは、年齢に関係なく今日から真似できることでもある。
「恥ずかしい」が無い強さ
20代の学生は、間違えるのを本当に嫌がるんだ。だから安全な文しか作らない。
でも年齢を重ねた方は違った。堂々と間違えて、堂々と直される。
そして直された言葉は、忘れないんだ。だから結果的に、いちばん残っていく。
逆に、止まっていた方たち
こちらも正直に書くね。
止まっていたのは、日本人だけで固まっていた方だった。
気持ちは本当に分かるよ。慣れない土地で、同じ言葉が話せる人といるのは安心だからね。
でもそこにいると、住んでいる場所が変わっただけになってしまうんだ。
だから、日本でやる場合も同じだと思う
留学の話に聞こえるかもしれないけど、これは日本でも同じなんだ。
安心できる場所だけにいると、伸びない。
少しだけ居心地の悪い場所。分からない言葉が飛んでくる場所。そこに週に何回か身を置くのが、いちばん効くと思うよ。
定年後の英語について、よく聞かれること
いまから始めて、間に合う?
何に間に合うか、によると思う。
仕事で使う水準を目指すなら、確かに時間がかかる。
でも旅行で困らない、外国の人と少し話せるくらいなら、1年もあれば十分に届くよ。
そして目的を判定できる形にしておけば、届いたかどうかも自分で分かるんだ。
記憶力が落ちていて、覚えられない
一度で覚えようとしないこと。これに尽きると思う。
回数で補えば、速度の差は埋まるんだ。
そして使った言葉は忘れない。覚えてから使うより、使いながら覚える方がずっと残るよ。
何をやっても続かない
続かないのは、意志が弱いからじゃないと思う。
締め切りが無いからだよ。
だから予定を作ること。旅行でも、人と話す約束でもいい。誰かが待っている状態を作るのが、いちばん効くんだ。
教室と、家でやるのはどちらがいい?
目的による、としか言えないけれど。
人と会うこと自体が目的の一部なら、教室やサークルがいい。
時間や場所に縛られたくないなら、家でできるものだね。
どちらにしても、相手がいる形を1つは持っておくといいと思う。
何を目指せばいいか分からない
そういうときは、行きたい場所から考えるといいよ。
行ってみたい国がある。観たい映画がある。話してみたい人がいる。
英語そのものより、その先にあるものを決める方が続くんだ。
私が語学留学を決めたのも、協力隊で伝えられなかった悔しさがあったからだった。英語が目的だったわけじゃないんだよ。
独学でどこまでいける?
語彙も文法も、読むのも聞くのも、独学で十分に届くよ。
でも話す力だけは、相手が要る。
そこの切り分けは、こちらに詳しく書いたよ。
まとめ:定年後の英語は、何から始めるか
最後にまとめておくね。
この年代の方には、若い人には無い強みがある。話す中身があること、時間があること、焦りが無いこと、そして堂々と間違えられることだよ。
覚える速度は落ちる。でも回数で補える。一度で覚えようとせず、同じ本を何度も開けばいいんだ。
そしていちばんの落とし穴は、時間があること。
現役世代は「時間が無い」ことで止まるけど、この年代は「締め切りが無い」ことで止まる。ここが逆なんだ。
だから、自分で予定を作ること。旅行の日程でも、人と話す約束でもいい。誰かが待っている状態を作るのが、いちばん効くよ。
始める順番は、目的を一行で決める → 中学英語を通す → よく使う語を繰り返す → 使う場を作るだね。
最後にひとつ。英語そのものを目的にしない方が続くと思う。
行きたい場所、観たい映画、話してみたい人。その先にあるものを決めると、英語は勝手についてくるからね。
そして、私が語学学校で見た中でいちばん伸びていた方たちを、もう一度書いておくよ。
分からないとその場で聞き返す。間違えても気にしない。毎日決まった時間に同じ席に座る。日本人以外の人とよく話す。
どれも英語力とは関係のない、態度の話なんだ。そして年齢に関係なく、今日から真似できることでもあるよ。
だから「もう歳だから」とは、思わないでほしい。この年代の方が伸びる場面を、私は実際に何度も見てきたからね。
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