
英語より、続けられるかの方が問われるよ。
Hi!Aceだよ。今日は社会人の海外ボランティアの話をするね。
先に立場を書いておくね。私は青年海外協力隊として2年間、大洋州の島国でコンピュータを教えていた。
そして正直に書くと、そのとき私は、英語がほとんどできなかった。
現地で何度も思ったよ。もし英語ができたら、もっと良い活動ができたのに、と。
その悔しさが理由で、私は帰国してから語学留学を決めた。ニュージーランドで1年、そのあとイギリスの大学院も修了している。
つまり私の英語は、ボランティアでの後悔から始まっているんだ。
だからこの記事では、英語がどのくらい要るのか、そして選ぶときに何を確かめるかを書くよ。
英語は、どのくらい要るのか
まず、いちばん知りたいところから書くね。
活動の種類で、まったく変わる
- 体を動かす活動(建設・農作業・清掃など)… 英語の比重は低い
- 子どもと関わる活動 … 簡単な言葉で足りることが多い
- 教える活動・調査の活動 … 説明する力が要る
- 現地の人と一緒に運営する活動 … いちばん高い水準
手を動かす活動なら、単語と身振りでかなり進むんだ。
逆に教える・まとめる立場になると、説明と確認のやりとりが必要になる。ここで差が出るよ。
共通して要るのは、流暢さじゃない
これは私が留学で強く感じたことなんだ。
必要なのは分からないときに聞き返せることだよ。
分からないまま「はい」と言ってしまうのが、いちばん危ない。ボランティアの現場なら、なおさらだと思う。
「もう一度お願いします」「それはどういう意味ですか」。この2つを、考えずに言えるようにしておくといいよ。
点数より、姿勢が見られることが多い
受け入れ側が見ているのは、たぶん点数じゃないんだ。
最後までいてくれるか。ここがいちばん大きいと思う。
途中で帰られる方が、受け入れ側にとっては困るからね。
選ぶときに、確かめること
ここが、この記事でいちばん実用的な部分だと思う。
① 何にお金がかかるのか
「無料」と書いてあっても、渡航費と滞在費は自分持ちのことが多いんだ。
- 参加費・登録費
- 航空券
- 滞在費(宿・食事)
- 保険
- ビザ
- 現地での移動費
どこまで含まれているのかを、必ず確かめること。ここが曖昧なまま申し込むのが、いちばん危ないからね。
② 実際に何をするのか
募集の文章は、どうしても美しく書かれるよね。
だから1日の流れを具体的に聞くといい。
「何時から何時まで、何をするのか」。ここが答えられない団体は、少し警戒した方がいいと思う。
③ 誰がその活動を必要としているのか
これは大事な視点だと思っている。
参加する側の満足だけで成り立っている活動も、残念ながらあるんだ。
現地にとって本当に必要なのか。活動が終わった後も、何かが残るのか。ここを聞いてみるといいよ。
④ 過去の参加者の話が聞けるか
募集ページの体験談は、良いものだけが載るからね。
できれば直接話を聞けるかを確かめること。
聞けないなら、それ自体がひとつの情報だと思う。
⑤ 困ったときに、誰に連絡できるか
体調を崩す、事故に遭う、活動が合わない。何かは必ず起きると思っておいた方がいい。
そのときに日本語で連絡できる窓口があるか。ここは確かめておくと安心だよ。
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社会人ならではの、考えどころ
学生とは事情が違うからね。ここも書いておくよ。
期間の取り方
有給で行ける1〜2週間の短期から、退職や休職を伴う数か月以上まで幅があるよね。
初めてなら、短期から試すのがいいと思う。
実際に行ってみると、想像と違うことが必ずあるからね。下見として使うという考え方でいいんだ。
長期なら、仕事の扱いを先に決める
休職の制度があるなら、まず就業規則を読むこと。
人事に相談する前に読んでおくと、話が早いよ。
退職して行くなら、帰ってきたときにどう説明するかまで考えておいた方がいい。
「自分探し」で行かない方がいい
ここは、はっきり書いておくね。
いまの環境から逃げたいのが主な動機だと、行っても解決しないことが多いんだ。
場所を変えても、自分は変わらないからね。むしろ言葉が通じない分、しんどさが増すことがある。
逆に「これがやりたい」で動いている人は、年齢に関係なく満足して帰ってくると思うよ。
英語の準備は、行く前にやっておく
現地に行けば伸びる、と思われがちだよね。
でも短期なら、伸びる前に終わるんだ。
1〜2週間では、慣れる前に帰国することになる。だから行く前にどれだけ準備したかが、そのまま体験の質になるよ。
語学留学で1年いた場合でも、最初の3か月は慣れに消えた。その話はこちらに書いたよ。
言葉が通じなくても、気持ちは通じた
ここは、私がいちばん書いておきたいことなんだ。
教える立場なのに、言葉が足りなかった
私が青年海外協力隊として2年間やっていたのは、大洋州の島国でコンピュータを教えることだった。
そしてその島は、英語が通じる土地だった。つまり英語ができないのは、私の側だけだったんだ。
教えるというのは、本来いちばん言葉が要る仕事だよね。手順を説明して、なぜそうなるかを話して、相手の質問に答える。
でも当時の私は、言いたいことの半分も言えなかった。説明したいのに単語が出てこないんだ。
自分が急に子どもに戻ったような気がするんだ。これは経験した人にしか分からない感覚だと思う。
でも、それでも伝わった
そこで私がやったのは、とにかく手を動かして見せることだった。
画面を指差して、自分でやってみせて、相手にやってもらう。説明が足りない分は、繰り返しで埋めるしかなかったんだ。
そしてできた瞬間の顔は、言葉が要らない。あれは万国共通だよ。
言葉が足りなくても、本気でやっているかどうかは伝わるんだ。文法がめちゃくちゃでも、みんな笑って聞いてくれたよ。
専門があると、言葉の不足を埋められる
そしてもうひとつ、大きな発見があったんだ。
コンピュータの言葉は、そもそも英語がもとになっているよね。画面に出る言葉も、操作の名前も、どこの国でもだいたい同じなんだ。
だから専門の話をしている限りは、意外と通じた。共通の語彙があったからね。
困ったのは、むしろ雑談の方だった。そこには共通の土台が無いからね。
これは、いま英語を学んでいる人にも言えることだと思う。自分の専門の話から入る方が、ずっと楽なんだ。
私が学んだのは、これだった
言葉は満足に通じなくても、気持ちは通じる。
これは、教室では絶対に学べなかったことだよ。
点数を上げても、この感覚は手に入らない。通じなかった経験の先にしか無いものだからね。
だから、話しかけることを恐れないでほしい
完璧な文を作ってから話そうとすると、いつまでも話せないんだ。
単語を並べるだけでもいい。身振りが混ざってもいい。伝えようとしている、という事実の方が先に伝わるからね。
そしてそれが伝わると、相手も歩み寄ってくれる。そこから、はじめて言葉のやりとりが始まるんだ。
逆に、黙っていると何も起きない
ここは正直に書いておくね。
自信が無いからと黙っていると、気持ちも通じないまま終わるんだ。
そして黙っている人は、だんだん輪の外に置かれていく。これは私が海外で、身をもって見てきたことだよ。
下手でも口を開けた人が、いちばん得をしていた。これは断言できる。
ボランティアの後に、何が残るか
ここは、私が海外で過ごした経験から書けることを書くね。
英語そのものは、短期では大きく変わらない
正直に書くけれど、1〜2週間で英語力は大きく動かない。
私は1年いても、対策なしのTOEICは800点だったからね。暮らして伸びる分ですら、その速度なんだ。
だから英語の上達を主な目的にしない方がいいと思う。
でも、変わるものはある
- 分からないと言えるようになる
- 通じなくても話しかけられるようになる
- 日本の外にも普通の生活があると知る
- 自分の弱点がはっきりする
私が留学から持ち帰ったのも、この4つだった。
英語力そのものより、これらの方が後々まで残ったんだ。
帰ってきてからが本番
これは留学でも同じでね。
現地で「英語をもっとやろう」と思っても、帰国後に続けなければ、そこで止まるんだ。
だから帰ってきた後に何をするかを、行く前に決めておくといいよ。
私はここを曖昧にしたまま動いて、帰国後に困ったからね。
海外で働くことを考えているなら
ボランティアを入口にして、現地で働くことを考える人もいるよね。
その場合、必要な英語の水準はまた別の話になる。
そちらはこちらに書いたよ。
行く前に、日本でやっておくこと
準備の話をしておくね。ここで体験の質が決まると思っているから。
① 活動に関わる言葉を、先に調べておく
これがいちばん効く準備だと思う。
建設なら道具の名前、子ども相手なら遊びの言い方、農作業なら作物や天気の言葉。
使う言葉は、その現場に偏っているんだ。だから全部を勉強するより、その分野だけ先に押さえる方が速い。
30語も知っていれば、現場での動きがまるで変わるよ。
② 聞き返す言い方を、3つだけ覚える
何度でも書くけど、これがいちばん実用的なんだ。
- もう一度お願いします
- ゆっくり話してもらえますか
- それはどういう意味ですか
考えずに口から出る状態にしておくこと。考えている間に、会話は次に進んでしまうからね。
③ 自己紹介を、30秒で言えるようにする
現地では、何度も自己紹介することになるんだ。
名前、どこから来たか、何をしている人か、なぜここに来たか。この4つを30秒でまとめておく。
毎回考えていると疲れるし、スムーズに言えると、そこから会話が広がるからね。
④ 話す練習を、日本で始めておく
読めるのに話せない、という状態で行くと、最初の数日をそこで失うんだ。
短期なら、その数日が全体の半分にもなるよね。
いまは日本にいながら毎日話せるから、現地に行ってから、と待つ必要はまったく無いと思う。
⑤ 体調管理の準備も、忘れない
英語の話ではないけれど、これがいちばん大事かもしれない。
常備薬、保険、現地の医療事情。体調を崩すと、英語どころではなくなるからね。
私も留学中に体調を崩したことがあるけど、そのときは英語が2割くらいしか出てこなかったよ。
海外ボランティアについて、よく聞かれること
英語が話せなくても参加できる?
できる活動はあるよ。特に手を動かす活動ならね。
ただ安全に関わる指示が分からないのは危ない。
だから最低限、聞き返す言い方だけは持っていった方がいい。
費用はどのくらい?
国も期間も形も違うから、金額は断言できない。
でも「無料」の表示を鵜呑みにしないことだけは言えるよ。
参加費が無料でも、渡航費・滞在費・保険は自分持ちのことが多いからね。総額で聞くのが確実だよ。
年齢が高くても参加できる?
年齢の上限を設けていない活動は多いと思う。
むしろ社会人経験がある方が歓迎される活動もあるよ。現場の運営や、段取りが分かるからね。
ただし体力を使う活動は、無理をしないこと。慣れない土地で体調を崩すと、周りに迷惑がかかるからね。
履歴書に書ける?
書けるよ。ただ参加したこと自体より、そこで何をしたかの方が見られると思う。
「2週間参加しました」だけだと弱い。何を担当して、何が難しくて、何を学んだか。ここを言えるといいね。
行く価値はある?
目的がはっきりしているなら、あると思う。
でも英語の上達を主な目的にするなら、別の手段の方が効率がいい。
短期では伸びないし、費用も安くないからね。
それでも日本の外の暮らしを見ることには、数字では測れない価値があると私は思っているよ。
まとめ:社会人の海外ボランティアと英語
最後にまとめておくね。
必要な英語は、活動の種類でまったく変わる。手を動かす活動なら単語と身振りで進むし、教える立場なら説明の力が要るよ。
共通して要るのは、流暢さじゃなくて「聞き返せること」。分からないまま「はい」と言うのが、いちばん危ないんだ。
選ぶときは、まず総額を聞く。「無料」と書いてあっても、渡航費や滞在費は自分持ちのことが多いからね。
1日の流れを具体的に聞く。答えられない団体は、少し警戒した方がいいと思う。
初めてなら短期から。実際に行ってみると想像と違うから、下見として使えばいいんだ。
そして最後に、私が現地でいちばん学んだことを書いておくね。
言葉は満足に通じなくても、気持ちは通じる。
これは教室では学べなかったことだよ。点数を上げても手に入らない。通じなかった経験の先にしか無いものだからね。
だから下手でも口を開けてほしい。伝えようとしている、という事実の方が先に伝わるから。
そのうえで、正直なことも書いておくね。
短期では、英語力は大きく動かない。私は1年いても、対策なしのTOEICは800点だったからね。英語の上達を主な目的にするなら、別の手段の方が効率がいいと思うよ。
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【Aceからひとこと】
「自分も行ってみたいな」と思ったら。
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