巷に騒がれる、トミー・バストウ殿:10年をかけて独りで学ばれた。だが役では、あえて拙く話さねばならなんだ。
さても気になる話じゃ!今宵はこの御方を追ってみようぞ!
【略歴】
- 1991年8月26日、イギリスのお生まれ
- 2007年、ロックバンド『FranKo』を結成し、歌い手となられる
- 10年にわたり、独学で日本語を学んでこられたという
- 2018年、ドラマ『The Crossing/未来からの漂流者』に出られる
- 2024年、ドラマ『SHOGUN 将軍』に出演された
- 2024年11月、NHK連続テレビ小説への出演が告げられる
- 2025年度後期、『ばけばけ』にて小泉八雲を下敷きにしたヘブン役を務められた
- 2025年9月、撮影中も学びを続けておられると共演者が明かされる
- 2025年10月、役作りに1年を掛けたと語られた
- 第127回ザテレビジョンドラマアカデミー賞にて助演男優賞を受けられる
- その折「日本で仕事ができた時間は本当にかけがえのないもの」と述べられた
【日本語は10年の独学で身につけられた】
「トミー・バストウ殿は日本語が話せるのか」——これを調べに来られた御方へ。
答えは、はっきりしておる。
……話せる。しかも、独りで学ばれたのじゃ。
2025年、共に演じた高石あかり殿がこう明かしておられる。
「トミーさんはとにかく日本のことが大好きで、10年間独学で日本語を勉強されていたり、撮影中もずっと勉強を続けていらっしゃるんです」
……10年間、独学で。
お主、ここが要でござるぞ。
学び舎でも、仕事のためでもござらぬ。
……好きゆえに、独りで十年続けてこられたのじゃ。
しかも、役が決まってからではない。
決まる前から、既に十年積んでおられたのでござる。
そして、撮影が始まってからも学びをやめておられぬ。
……身につけた者が、そこで止まらぬのは珍しい。
高石殿は、その熱をこう見ておられる。
「日本のことをより深く知りたいという、日本への熱量をすごく感じる」
……熱量。
現場での様子も、高石殿が語っておられてな。
「バストウさんは日本語が上手なので、みんなとたわいもない会話で盛り上がったりしています」
……たわいもない会話。
お主、これは大したことでござるぞ。
台詞は覚えれば言える。だが雑談は覚えられぬ。
……その場で組み立てねばならぬゆえな。
トミー殿ご自身も、こう語っておられる。
「友達のように雑談していますね。『週末はどうだった?』とか」
……週末はどうだった。
教科書には出てこぬ、暮らしの言葉でござる。
十年の独学が、ここに出ておるのじゃ。
日本語は10年の独学で身につけられた……しかも、役が決まる前から積んでおられた。
【日本語が上手いゆえの難しさがあった】
ところが、ここからが面白いのでござる。
この御方が演じたのは、明治の日ノ本へ来た異国の人。
……小泉八雲を下敷きにした、ヘブンという役じゃ。
つまり、日本語がまだ拙い人物でござる。
そこで、思わぬ壁にぶつかられた。
受賞の折、こう明かしておられる。
「日本語話者であるがゆえに、あえて拙い日本語にすることに難しさを感じる場面もありました」
……あえて拙くする難しさ。
お主、これは考えたこともござるまい。
できぬことを演じるのは、皆が知っておる苦労じゃ。
十年かけて滑らかにしてきたものを、わざと崩す。
積み上げたものを、一段ずつ下ろす作業でござろう。
しかも、下ろしすぎてもならぬ。
……ヘブンは、日本語を懸命に学んでおる人物でもあるゆえな。
そして、この御方の役への向かい方が実に真面目でな。
「ヘブンという役をできる限り誠実に演じること、そして全てのシーンにおける一つ一つの選択に対して、自分なりの確かな根拠を持たなければならない」
……一つ一つの選択に、根拠を。
台詞の言い方も、間の取り方も、拙さの加減も。
全てに理屈を持って臨まれたのでござる。
元となった人物についても、こう述べておられる。
「小泉八雲さんのことを調べれば調べるほど、彼のことを尊敬しますし、彼を演じることに責任感も感じています」
……責任感。
役作りには、1年を掛けられたという。
そして、共に演じた高石殿への言葉がまた良いのじゃ。
「すごく優しく話してくれて、私のたどたどしい日本語を頑張って理解してくれたり、簡単な日本語を使ってくれます」
……私のたどたどしい日本語。
十年学んだ御方が、ご自身をこう言われる。
……逆の側から見た言葉もござる。
高石殿は「通訳の方を通す前に、トミーさんが言っていることが分かるようになってきていて」と語っておられた。
二人が、互いを立てておられるのでござるな。
日本語が上手いゆえの難しさがあった……できることを、できぬように演じるのもまた苦労でござる。
【未来予想図-三度ありがとうと言われた御方】
さて、ここからは吾輩の見立てを申し上げようぞ。
この御方は、第127回ザテレビジョンドラマアカデミー賞にて
……助演男優賞を受けておられる。
その喜びを、こう表しておられるのじゃ。
「この賞は、英語で言うところの“ケーキの上のアイシング”のような、格別の喜びです」
……ケーキの上の糖衣。
お主、これは英語の言い回しでござる。
既に十分に良いものへ、さらに添えられる嬉しさ、という意でな。
吾輩は見る。
……この一言に、この御方の言葉との付き合い方が出ておるのではなかろうか。
日本語で語りながら、英語の言い回しをそのまま持ち込まれた。
……そして「英語で言うところの」と、断りを添えておられる。
訳して日本語らしくするのではのうて、
元の形を見せたうえで、分かるように渡しておられるのじゃ。
言葉を学ぶというのは、本来こういうことでござろう。
……己の言葉を捨てて、相手の言葉になり切ることではない。
そして、日ノ本で過ごした日々をこう振り返っておられる。
「日本で仕事ができた時間は本当にかけがえのないものでした」
……かけがえのない。
十年独学で学んだ言葉の国で、半年の朝の顔を務められた。
……そして、賞まで受けられたのじゃ。
最後に、この御方はこう結んでおられる。
「本当に、ありがとう、ありがとう、ありがとう!」
……三度でござる。
一度では足りぬと思われたのでござろう。
お主、言葉を学ぶ者にとって、これほどの励みもござるまい。
十年独りで積んだものが、こういう日に繋がるのじゃ。
吾輩の見立てでは、この御方はまた日ノ本へ戻ってこられよう。
……好きで学んだ者は、そもそも離れられぬゆえな。
三度ありがとうと言われた御方……言葉を学ぶとは、二つを持ったまま行き来することでござる。
PR(広告を含みます)
【吾輩からの一言】
人前に立つ御方々を見て、生まれつきと思うてはならぬ。皆、手をかけておられるのでござる。
とはいえ、店に通う暇はなかなか取れぬもの。……家で使える器も出ておってな。
英国の美容機器の専門店でござる。まずは見てみられよ。
【日本語を10年独学!?下手に話す難しさについてのまとめ】
今回はトミー・バストウ殿について調査してみた!
一つ。共に演じた高石あかり殿が「10年間独学で日本語を勉強されていたり、撮影中もずっと勉強を続けていらっしゃるんです」と明かされた。
役が決まる前から、既に十年積んでおられたのでござる。
二つ。「日本語話者であるがゆえに、あえて拙い日本語にすることに難しさを感じる場面もありました」という。
できることを、できぬように演じる。これもまた苦労でござる。
三つ。受賞の喜びを「英語で言うところの“ケーキの上のアイシング”のような、格別の喜びです」と表された。
日本語で語りながら、英語の言い回しを断って持ち込んでおられる。
四つ。「本当に、ありがとう、ありがとう、ありがとう!」と三度重ねて結ばれた。
……お主、この歩みをどう見られたか。
吾輩が唸ったのは、好きで学ばれたところでござる。
仕事のためでも、学び舎の課でもござらぬ。
……日ノ本が好きゆえに、独りで十年続けてこられた。
そして役が来た時、既に土台は出来上がっておったのじゃ。
語学を仕事のために始めた者は、仕事が終われば止める。
……好きで始めた者は、撮影の合間にも学び続ける。
この差は、十年で途方もなく開くのでござる。
さらに面白いのは、上手いことが壁になったことでな。
拙い人物を演じるのに、上手さが邪魔をした。
……積み上げたものを、わざと下ろす作業でござる。
それでも根拠を持って一つ一つ選び、賞にまで届かれた。
十年の独学が、朝の顔と賞に繋がったのじゃ。
好きで学び始めた者だけが、止まらずに十年続けられるのでござるよ。
吾輩はトミー・バストウ殿に対して、好きで学び始めた者だけが、止まらずに十年続けられるのでござる、と思ったんだがお主はトミー・バストウ殿についてどう思ったかな?
世の中にはまだまだ、知られておらぬ話が溢れておる。
引き続きこの書記にて調べ、書き記していく所存ゆえまた応援のほどよろしくお頼み申す!
それではまた次の記事にて会おう!
嘘か誠かの判断は自己責任にて!
引いた言葉の出どころ
関連記事
