
島でコンピュータを教えていた私が、教育開発学を学び直した1年半の話だよ。
イギリスの大学院留学について調べていて、実際に行った人の話を探しているところだと思う。
私はイギリスの大学院で教育開発学を1年半学び、修了している。この記事では、何を学んだのか、なぜそこへ行ったのか、そして1年半が実際どうだったのかを順番に書いていく。
先に断っておくと、大学名も、都市も、費用の額も書かない。私が行ったのは1つの学校の1つの課程で、他と比べていないからだ。比べていないものを「おすすめ」とは書けないよね。制度も費用も年ごとに変わるから、そこは公式で確かめてほしい。
その代わりに書けるのは、1年半という時間が私に何をもたらしたかのほうだ。英語と向き合い始めたのが30歳を過ぎてからという、遅い出発の人間の話として読んでもらえたらと思う。
私がイギリスの大学院で学んだこと
まず、何をやっていたかから書くね。
教育開発学という分野
私が学んだのは教育開発学という分野だ。教育と、社会の発展をどう結びつけて考えるかを扱う領域だと思ってもらえればいい。
なぜこの分野だったのか。それは私の経歴と、まっすぐ繋がっている。
私はその前に、青年海外協力隊として2年間、大洋州の島国でコンピュータを教えていた。つまり教える側の現場に、実際に立っていたんだ。
現場でやってきたことを、今度は学問として組み立て直す。自分の中では、これ以上ないくらい自然な選択だったよ。
期間は1年半だった
在学したのは1年半。
社会人が仕事を止めて行くことを考えると、この長さはなかなか重い。でも終わってみると、あっという間だったというのが正直な感想だ。
英語で読んで、英語で考えて、英語で書く。それを1年半続けると、時間の感覚がおかしくなるんだよね。
なぜ大学院まで行ったのか|順番を書く
順番に書くと、分かりやすいと思う。
1|島で2年、英語ができないまま過ごした
協力隊として行った島は、英語が通じる土地だった。それなのに2年経ってもほとんど話せないままだったんだ。
教える仕事は、画面を指させば伝わる。手を動かして見せれば伝わる。言葉が満足に通じなくても気持ちは通じる——それはあの2年で学んだ本当のことだ。でも同時に、困らないから覚えなかった。
2|悔しさが残った
任期の終わりに、こう思った。もし英語ができていたら、もっと良い活動ができたはずだ——と。
伝えたいことの半分も伝えられなかった。相手の言葉も半分しか受け取れなかった。その悔しさが理由で、語学留学を決めた。
3|ニュージーランドで1年、語学留学した
TOEIC約600点で渡航して、帰国後に対策なしで受けたら約800点になっていた。その後、TOEIC対策の勉強をして900点に乗せた。
4|「この英語力で何をするか」を考えた
ここが分かれ目だった。
語学留学を終えたとき、私はこう考えたんだ。せっかく身につけた英語力を、もっと活かしたいと。
英語ができるようになること自体が目的だったら、そこで終わっていたと思う。でも私にとって英語は、島での悔しさを埋めるための道具でしかなかった。道具を手にした後、それで何を作るか——その答えが大学院だった。
PR(広告を含みます)
【Aceからひとこと】
「自分も行ってみたいな」と思ったら。
いきなり決めなくていいよ。まずは相談だけしてみるのがおすすめ。無料だからね。
行くと決めてから調べるんじゃなくて、調べてから決めればいいんだ。
▶ ネイティブキャンプ留学
(無料の相談から)
なぜイギリスだったのか
国の選び方についても、正直に書いておく。
もともと好きだった
格好つけずに言うと、もともとイギリスが好きだった。それが一番の理由だ。
教育の水準がどうとか、学位の期間がどうとか、そういう比較から入ったわけではないんだよね。
ニュージーランドを好きになったことが効いた
もう一つ大きかったのが、語学留学で過ごした1年だ。
私はニュージーランドが大好きになった。そして、ニュージーランドを好きになったから、イギリスも好きになった。そういう順番だったんだ。
1年をまるごと過ごすと、その土地との関わり方が変わる。その経験が、次の行き先の選び方にも効いてくる。
好きだと思える国を選ぶのは、思うより大事だ
単純な選び方に見えるかもしれない。でも私はこれで良かったと思っている。
1年半という時間を、まるごとそこで過ごすんだ。しんどい日は必ず来る。そのときに「それでもこの国が好きだ」と思えるかどうかは、条件表には載らないけれど、確実に効いてくる。
1年半は、実際どうだったか
良かったこと|異文化に触れられた
一番良かったのは、これに尽きる。
世界中から来た人たちと、同じ教室で学べたことだ。考え方も、育ってきた背景も、当たり前だと思っていることも、全部違う。
教育開発という分野は特にそうで、同じ問題を見ても、どこから来た人かによって見え方がまるで変わる。日本で本を読んでいるだけでは絶対に手に入らなかったと思う。
しんどかったこと|英語では下の方だった
都合の悪いことも同じ重さで書く。
私はTOEIC900点を持って行った。それでも世界中から来た学生の中では、英語力は低い方だったと思う。特にドイツから来ていた学生は、私とは比べものにならないくらいできた。
議論に入りたいのに、言葉を組み立てている間に話が先へ行く。読む速さも書く量も、日本語のときとは比べものにならないほど時間がかかる。
900点を取ったときは「もう英語では困らない」と思っていた。そんなことはまったくなかったよ。
それでも修了できた
大学院で問われるのは、英語の流暢さではなく専門について何を考えたかだ。
私には、現場で教えてきたという持ち札があった。英語で勝てないなら、英語以外で持ち込めるものを持っていく。それが下の方でも1年半を走り切れた理由だと思っている。
私が答えられないことも、先に書いておく
この手の記事は「全部教えます」という顔で書かれがちだけれど、私はそれをやりたくない。答えられないことを先に並べておく。
費用の実額は書かない
私が払った額を書いても、いまの君の役には立たない。為替も学費も年ごとに変わるし、生活の仕方でまるで違う数字になるからだ。
古い実額を出すのは、親切に見えて不親切だと思っている。費用は必ず、いまの最新の見積もりで確かめてほしい。
大学名や課程の比較もできない
私が通ったのは1つの学校の、1つの課程だけだ。他と使い比べていない。
比べていないものを「おすすめ」とは書けないよね。学校の比較記事を読むときは、「この書き手は何校を比べたんだろう」と一度考えてみるといいと思う。
出願の手続きも、いまとは違うはずだ
必要な書類も、語学の証明も、締め切りの流れも、年ごとに変わっていく。
私が経験した流れをそのまま当てにしないでほしい。ここは公式の募集要項と、いまの情報が全部に勝る。
その代わりに書けること
手続きや金額は書けないけれど、1年半をどう過ごしたか、何がしんどくて何が良かったかは書ける。
そこは何年経っても、たぶんあまり変わらない部分だと思うんだ。この記事の値打ちがあるとすれば、そこだけだよ。
これから行く人へ、私から言えること
1|語学留学を挟む価値はある
もし語学留学なしでいきなり大学院へ行っていたら、私は最初の数か月で潰れていたと思う。
1年の語学留学で、英語を使うことが特別な行為でなくなっていた。その下地があったから、踏みとどまれた。
2|英語以外の持ち札を用意する
これが一番伝えたいことだ。
英語力で上位に立てる日本人は、そう多くない。だからこそ「その教室で自分しか持っていないもの」を先に用意しておく。
仕事の経験でも、現場で見てきたことでもいい。英語が道具である以上、道具で負けても中身で立てる場所はあるからね。
3|条件は必ず公式で確かめる
入学に必要な語学の証明は、学校ごと、課程ごとに違う。年によっても変わる。
私が出願したときの条件を書いても、いまの君には当てはまらない。ここだけは経験談より公式が強い。志望校の募集要項を読んでほしい。
4|遅くても行ける
最後にこれを書いておきたい。
私が英語と向き合い始めたのは、30歳を過ぎてからだ。学生時代に頑張った人間ではないし、英語圏に2年住んで話せないまま帰ってきた人間でもある。
それでも語学留学を経て、大学院を修了した。遅い出発でも、行ける場所はある。それは自信を持って言えるよ。
むしろ社会人からのほうが、持ち込めるものは多いと思う。私が教室で価値を出せたのは、英語ではなく現場の話のほうだったからね。
遅く始めたことを引け目に感じる必要はない。遅く始めたぶん、他の場所で積んできたものがあるはずだ。
まとめ|イギリスの大学院に留学して分かったこと
整理しておくよ。
私はイギリスの大学院で教育開発学を1年半学び、修了した。その前に協力隊として2年、島でコンピュータを教えていて、英語ができない悔しさから語学留学に出た。その延長にあった進路だった。
イギリスを選んだ理由は、正直に言えばもともと好きだったからだ。ニュージーランドで1年過ごしてあの国が大好きになり、そこからイギリスも好きになった。1年半を過ごす場所だから、好きだと思える国であることは思うより大事だと思う。
一番良かったのは異文化に触れられたこと。一番しんどかったのは英語で下の方だったこと。TOEIC900点を持って行っても、世界中から来た学生の中では低い方だった。
それでも修了できたのは、大学院が英語の巧さを競う場所ではないからだ。英語で勝てないなら、英語以外で持ち込めるものを持っていけばいい。
私が英語と向き合い始めたのは30歳を過ぎてから。遅い出発でも、行ける場所はあるよ。
PR(広告を含みます)
【Aceからひとこと】
「自分も行ってみたいな」と思ったら。
いきなり決めなくていいよ。まずは相談だけしてみるのがおすすめ。無料だからね。
行くと決めてから調べるんじゃなくて、調べてから決めればいいんだ。
▶ ネイティブキャンプ留学
(無料の相談から)
関連記事

