イギリス大学院留学のメリット|1年半で得たもの

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イギリス大学院留学のメリット|1年半で得たもの
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得たものも、割に合わなかったことも、同じ重さで書くね。

イギリスの大学院留学にどんなメリットがあるのか。それを確かめたくてここに来たんだと思う。

私はイギリスの大学院で教育開発学を1年半学び、修了している。その経験から、得たものを書く。同じ重さでデメリットも書くよ。良いことだけ並べた記事は、判断の役に立たないからね。

先に一番大きかったものを言っておくと、異文化に触れられたことだ。学位でも、英語力でもない。世界中から来た人たちと同じ教室に座れたこと。それが一番だった。

そして一番しんどかったのは、自分の英語力が下の方だと毎日突きつけられたこと。私はTOEIC900点を持って行って、それでも周りより低かった。ここも隠さずに書く。

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【結論】メリットとデメリットを、先に並べておく

1年半を振り返って、私の手元に残ったものと、支払ったものを整理する。

得たもの

  • 世界中から来た人たちと同じ教室で学べた(これが一番大きい)
  • 現場でやってきたことを、学問として組み立て直せた
  • 英語が「道具」だとはっきり分かった
  • できなかった自分に決着をつけられた

支払ったもの・しんどかったこと

  • 1年半という時間と、それにかかる費用
  • 自分の英語力が下の方だという事実を、毎日確認させられた
  • 「行けば英語の悩みが終わる」ことはなかった

この2つを見比べて、それでも私は行って良かったと思っている。なぜそう言えるのかを、ここから書いていくよ。

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一番のメリットは、異文化に触れられたこと

学位が取れることでも、英語力が上がることでもない。私にとっての一番はこれだった。

同じ問題が、出身によってまるで違って見える

私が学んだのは教育開発学という分野だ。教育と、社会の発展をどう結びつけて考えるかを扱う領域でね。

この分野は特にそうなんだけれど、同じ問題を見ても、どこから来た人かによって見え方がまるで変わる

自分が当たり前だと思っていた前提が、教室の中では当たり前ではないと分かる。この体験が繰り返し起きるんだ。

これは本を読んでいては手に入らない

同じ内容の本なら、日本でも読める。翻訳もある。

でもその場に本人がいて、その人の言葉で反論されるという体験は、本では絶対に手に入らない。

1年半かけて得たものの中で、これが一番値打ちがあったと思っている。

私の場合、現場の経験と噛み合った

私はその前に、青年海外協力隊として2年間、大洋州の島国でコンピュータを教えていた

教える現場に実際に立っていた人間として教室に座ると、議論の一つ一つが自分の記憶と結びつく。抽象的な話が、全部あの島の風景に変換されるんだ。

この噛み合い方は、経験を持って行く社会人ならではだと思う。

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【Aceからひとこと】

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2つ目のメリット|英語が「道具」だと腹落ちした

これも大きかった。

900点は、あの教室で一度も役に立たなかった

私のTOEICの推移はこうだ。

  • 語学留学の前:約600点
  • ニュージーランドで1年学び、帰国後に対策なしで受けて:約800点
  • その後、TOEIC対策をやって:900点

日本の中でなら悪くない数字だと思う。でもあの教室では、点数の話など誰もしなかった

問われるのは、専門について何を考えたかだけだ。英語はそれを運ぶための道具でしかない。

道具で負けても、中身で立てる場所はある

英語の速さでは、世界中から来た学生に敵わなかった。だから私は、そこで張り合うのをやめた。

代わりに現場で見てきたことを持ち込むようにした。教える現場にいた人間は、その教室に何人もいなかったからね。

「それは実際にはこうだった」と言える材料があると、話に入れてもらえる。英語で勝てないなら、英語以外で持ち込めるものを持っていけばいい——これは1年半で得た、一番実用的な知恵だと思う。

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デメリット|英語力の低さを毎日突きつけられる

ここからは都合の悪い話だ。同じ重さで書くと言った以上、はっきり書く。

私の英語力は、世界の中では低い方だった

TOEIC900点を持って行って、それでも周りと比べて低い方だった。これは謙遜ではなく、実感としてそうだった。

特に覚えているのが、ドイツから来ていた学生たちだ。彼らの英語は、私とは比べものにならないくらいできた。議論の速さも、言葉の正確さも、まるで違う。

毎日それを確認させられるのがしんどい

たまに落ち込む、という話ではない。毎日だ。

議論に入りたいのに、言葉を組み立てている間に話が先へ行く。言いたいことを削って話すから、中身の薄い人だと思われる。読む速さも書く量も、日本語のときとは比べものにならないほど時間がかかる。

900点を取ったときは、正直「もう英語では困らない」と思っていた。そんなことはまったくなかった

「人と比べるな」とは書かない

この手の記事では「人と比べないことが大事」と書かれがちだけれど、私はそう書かない。

同じ教室にいれば、嫌でも比べてしまう。比べてしんどくなるのは、たぶん避けられない

私にできたのは、比べないことではなく、比べてへこんだ日の翌日にまた教室へ行くことだけだった。それで1年半が終わった。

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メリットを最大にするために、私がやったこと

同じ1年半でも、過ごし方でずいぶん変わると思う。いま振り返って効いたと思うことを書いておく。

1|語学留学を先に挟んだ

もし語学留学なしでいきなり大学院へ行っていたら、私は最初の数か月で潰れていたと思う。

ニュージーランドでの1年で、英語を使うことが特別な行為でなくなっていた。その下地があったから、下の方でも踏みとどまれた

遠回りに見えるかもしれないけれど、私はこの順番で良かったと思っているよ。

2|「分からない」と言えるようにした

これも語学留学の1年で身についたことだ。

分からないまま曖昧にうなずくのをやめて、「いまのところをもう一度」と言えるようにする

格好は悪い。でも分からないまま進むほうがずっと損だ。1年半という限られた時間なら、なおさらだからね。

3|書くほうで取り返した

口では追いつけなくても、書くほうは時間をかけられる。

話す速さは訓練しないと変わらないけれど、読んで書くところは、時間を注げばその分だけ返ってくる

私は日本語のときの何倍も時間をかけた。効率は悪い。でも、そこは努力が素直に効く場所だった。

4|自分の持ち札を、先にはっきりさせておいた

これが一番大事だったかもしれない。

教室に入る前から、自分は現場で教えてきた人間だという自覚があった。だから英語で負けても、そこで折れずに済んだ。

行く前に「その教室で自分しか持っていないものは何か」を書き出しておくといい。英語力で上位に立てる日本人はそう多くないからこそ、別の場所に立ち位置を作っておくんだ。

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それでも行って良かったと言える理由

しんどかったと書いた上で、行って良かったかと聞かれれば、迷わず良かったと答える。

決着をつけられたから

私は英語ができなくて、悔しい思いをした人間だ。

島での2年、英語が通じる土地にいながらほとんど話せず、もし英語ができていたら、もっと良い活動ができたはずだと思って帰ってきた。

その悔しさを道具に変えて、語学留学に出て、その先で世界中の人と同じ教室に座った。下の方だったとしても、そこに座れたこと自体が私には大きかった

英語と向き合い始めたのは30歳を過ぎてからだった

念のため書いておくと、私は学生時代に英語を頑張った人間ではない。本気で向き合い始めたのは30歳を過ぎてからだ。

遅い出発だったし、いまも完璧には程遠い。それでも1年半、世界中の人と同じ教室に座れた。

だから「もう遅い」と思っている人には、遅く始めたぶん、他の場所で積んできたものがあると言いたい。私が教室で価値を出せたのは、英語ではなく現場の話のほうだったからね。

そして、好きな国で過ごせたこと

最後にもう一つ。私はもともとイギリスが好きだった。

語学留学で過ごしたニュージーランドが大好きになり、そこからイギリスも好きになった。そういう順番だ。

1年半をまるごとその国で過ごすんだ。しんどい日は必ず来る。そのときに「それでもこの国が好きだ」と思えるかどうかは、条件表には載らないけれど、確実に効いてくると思う。

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まとめ|イギリス大学院留学のメリットとデメリット

整理しておくよ。

一番のメリットは、異文化に触れられたことだ。世界中から来た人たちと同じ教室で学ぶと、同じ問題が出身によってまるで違って見える。これは日本で本を読んでいては絶対に手に入らなかった。

2つ目は英語が「道具」だと腹落ちしたこと。TOEIC900点はあの教室で一度も役に立たなかったし、私が価値を出せたのは現場で見てきたことのほうだった。

デメリットは自分の英語力が下の方だと毎日突きつけられること。900点を持って行っても、世界中から来た学生の中では低い方だった。特にドイツの学生には敵わなかった。ここは覚悟がいる。

それでも行って良かったと言えるのは、英語ができなくて悔しかった自分に、決着をつけられたからだ。下の方だったとしても、あの教室に座れたこと自体が私には大きかった。

英語と向き合い始めたのは30歳を過ぎてから。遅い出発でも行ける場所はあるし、遅く始めたぶん、他の場所で積んできたものが武器になるよ。

最後に一つだけ。この記事では大学名も費用の額も書いていない。私が通ったのは1つの学校の1つの課程だけで、他と比べていないからだ。比べていないものを「おすすめ」とは書けないと思っている。手続きや金額は、必ず志望校の公式といまの情報で確かめてほしい。

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【Aceからひとこと】

「自分も行ってみたいな」と思ったら。

いきなり決めなくていいよ。まずは相談だけしてみるのがおすすめ。無料だからね。

行くと決めてから調べるんじゃなくて、調べてから決めればいいんだ。

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