英国大学院を出た現役英会話講師Doramonが考える英語学習方法について語る企画です!!
英語学習には膨大な時間がかかります。
しかし、かけた時間は確実に力になります。
学習方法は様々ですが、今回は【シャドーイング】について考えてみたいと思います。
シャドーイングとは
リスニング能力、スピーキング能力、発音、英語的話し方を捉えることができる等々、メリットたくさんの学習方法、それがシャドーイングです。
音声を聴き、そしてほぼ同時に復唱する練習方法です。
故に主にリスニングとスピーキングに重点が置かれます。
ポイントは英語音声を聞いてからスピーキングをするのではなく、流れていく音声を追いかけるように発音することです。
つまり、インプット(リスニング)とアウトプット(スピーキング)をほぼ同時に行うことになります。
聞いてから”すぐに”発音することによって、英語独特のリズムやアクセントを自然な形で習得できるようになります。
シャドーイングの方法
1.テキストを見ないで英語音声を集中して聴く
いきなりシャドーイングを行うのは難易度が高いです。
まずは音声だけを何度か繰り返し”聴く”ことが大切です。
聞き流してはいけません。集中して聴くようにしてください。
耳が慣れまで英語音声を聴いたら次の段階へ進みます。
2.テキストを見ながらさらに聞く
英語耳を鍛えた後は、テキストを見ながらさらに聴きこんで下さい。
ポイントは英語音声だけでよく聴きとれなかった部分に注意しながら進めることです。
テキストを見ながらでもよく聴こえない場合は、そこが自分のウィークポイントです。
弱点を知ることも英語学習で大切なことです。
3.一文一文区切りながら聴く
このパートに一番時間をかけることになります。
テキストの文を一文流しては止めるようにしてください。
完全に聴くことができるようになるまで、リピートして繰り返し学習して下さい。
意味が分からない場合は辞書を使用するなどして、完全に理解できるようにしてください。
テキストの英文を理解しながら聴きこむことで、単語、文法を、文章を通して学ぶことができます。
4.英語音声を聴きながら同時に読む
英語音声を流しながら、テキストを見ながら一緒に発音してください。
ポイントは文の意味を理解しながら読むことです。
慣れてきたら発音もマネしながら取り組むと効果的です。
5.英語音声を聴きながら少し遅れて読む
英語音声を聴きながら、少し遅れて読むようにしてください。
ポイントはスピーキングよりもリスニングを重視することです。
難しく感じる場合は、アプリを使用するなどして音声のスピードを調整してください。
6.テキストなしで追いかける
テキストを見ないで、英語音声を聴きながら少し遅れて発音してください。
これまでの練習をクリアしてきたなら、かなりできるようになっています。
難しく感じる場合は、5に戻ってテキストを見ながら再度練習してください。
慣れてきたらスピードを1.25倍速で練習すると効果的です。
準備する教材について
テキストと音声がセットになっている教材を使うとよいです。
その際のポイントとして、自分の英語レベルにあったものを選択するようにしてください。
英文を理解できているとシャドーイングの効果は上がります。
単語、文法、アクセントを完全に理解できている内容だと理想的です。
初級者は日本語訳が付いているテキストでも可です。
TOEICなどの試験対策用の教材でもシャドーイングはできます。
まとめ
シャドーイングに取り組むと、リスニング、スピーキングを中心とした総合的な英語力が強化されます。
ただ読み上げるのではなく、感情をこめて、抑揚、アクセントを意識するとより効果的です。
用意する教材は自分の英語力に合ったものを選びましょう。
インプットとアウトプットを繰り返すことは英語学習の基本です。
時間はかかりますが、かけた時間は力になります!
☆千里も道も一歩から。Just do it!!☆