
英語ができなくても行ける。でも、後悔はしたよ。
Hi!Aceだよ。今日は青年海外協力隊に英語は必要かという話をするね。
私は青年海外協力隊として2年間、大洋州の島国でコンピュータを教えていた。
そして正直に書くと、そのとき私は、英語がほとんどできなかった。
だから先に、この記事の結論を書いておくよ。英語ができなくても行ける。でも、私は後悔した。
現地で何度も思ったんだ。もし英語ができたら、もっと良い活動ができたのに、と。
その悔しさが理由で、私は帰国してから語学留学を決めた。つまり私の英語人生は、協力隊での後悔から始まっているんだよ。
英語ができなくても、行くことはできる
まず、事実から書くね。
私が行けたのだから、行ける
私は英語がほとんどできない状態で選ばれて、派遣された。
だから「英語ができないから無理だ」ということはないよ。そこは安心してほしい。
見られているのは英語より、職種の技能と、続けられるかだと思う。私の場合はコンピュータの技術だったね。
派遣の前に、訓練がある
私のときは、派遣の前に語学の訓練期間があった。
だからまったくの手ぶらで現地に放り込まれるわけではない。
ただし訓練で身につく量には限りがある、というのが正直な実感だよ。そこから先は現地で、という形になる。
なお制度の中身は変わるから、応募資格や訓練の詳細は必ず公式の情報で確認してほしい。私の話は、あくまで当時の一例だからね。
派遣先によって、事情はまるで違う
現地の言葉が主に使われる国もあれば、英語が通じる国もある。
そして私が行った島は、英語が通じる土地だった。
つまり言葉ができないのは、私の側だけだったんだ。
これが、この2年でいちばんこたえた事実だったよ。
でも「行ける」と「活動できる」は違う
ここからが、この記事でいちばん書きたいところなんだ。
教える立場なのに、説明ができなかった
私の仕事は、コンピュータを教えることだった。
教えるというのは、本来いちばん言葉が要る仕事だよね。手順を説明して、なぜそうなるかを話して、質問に答える。
でも当時の私は、言いたいことの半分も言えなかった。
「なぜ」を説明できないのが、いちばん悔しかった
操作の手順は、見せれば伝わるんだ。
でも「なぜこうするのか」は、言葉でしか伝えられない。
そこが説明できないと、相手は手順を覚えるだけになってしまう。応用が利かないんだよ。
本当に伝えたかったのは、そこだったのにね。
相手の困りごとを、拾えなかった
これも大きかった。
現地の人が何に困っているかは、雑談の中に出てくるんだ。
でも雑談に入れないと、それが拾えない。
だから相手が本当に必要としていることに、辿り着けなかった。自分が用意した内容を、渡すだけで終わってしまうんだよ。
だから「もっと英語ができたら」と思った
活動そのものはやり切ったよ。2年間、最後までいた。
でもできたはずのことが、もっとあったという感覚は残った。
これが、私が語学留学を決めた理由なんだ。
それでも、通じたものはあった
ここは、暗い話だけで終わらせたくないから書くね。
手を動かして見せる
説明ができない分、私がやったのはとにかく見せることだった。
画面を指差して、自分でやってみせて、相手にやってもらう。足りない言葉は、繰り返しで埋めるしかなかったんだ。
そしてできた瞬間の顔は、言葉が要らない。あれは万国共通だよ。
専門の言葉は、意外と通じた
これは発見だった。
コンピュータの言葉は、そもそも英語がもとになっているよね。画面に出る言葉も、操作の名前も、どこの国でもだいたい同じなんだ。
だから専門の話をしている限りは、通じた。共通の語彙があったからね。
困ったのは、むしろ雑談の方だった。そこには共通の土台が無いから。
私が2年で学んだのは、これだった
言葉は満足に通じなくても、気持ちは通じる。
これは、教室では絶対に学べなかったことだよ。
点数を上げても、この感覚は手に入らない。通じなかった経験の先にしか無いものだからね。
だから、黙らないでほしい
自信が無いからと黙っていると、気持ちも通じないまま終わるんだ。
そして黙っている人は、だんだん輪の外に置かれていく。
下手でも口を開けた人が、いちばん得をしていた。これは断言できるよ。
行く前に、やっておけばよかったこと
私の後悔から、そのまま書くね。これから行く人には、同じ思いをしてほしくないから。
① 話す練習を、日本で始めておく
これがいちばん大きい。
私は読めるのに話せない状態で行った。そして現地でも、話す機会を自分から作れなかったんだ。
いまは日本にいながら毎日話せる時代だからね。現地に行ってから、と待つ必要はまったく無い。
1日25分でも、半年やれば別人になれると思うよ。私が当時これをやっていたら、2年の中身は確実に変わっていた。
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合わなかったら、やめればいいだけだから。
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② 「聞き返す言い方」を、体に入れておく
分からないときに黙ってしまうのが、いちばんまずいんだ。
- もう一度お願いします
- ゆっくり話してもらえますか
- それはどういう意味ですか
考えずに口から出る状態にしておくこと。考えている間に、会話は次に進んでしまうからね。
③ 自分の職種の言葉を、先に押さえる
使う言葉は、その現場に偏っているんだ。
私ならコンピュータの言葉、看護なら医療の言葉、農業なら作物と天気の言葉だね。
全部を勉強するより、その分野だけ先に押さえる方がずっと速い。30語も知っていれば、現場での動きがまるで変わるよ。
④ 「なぜ」を説明する言い方を、用意しておく
これは私がいちばん困ったところだから、強くすすめたい。
手順は見せれば伝わる。でも理由は言葉でしか伝わらないんだ。
「こうすると、こうなるから」「これをしないと、こうなる」。因果を説明する型を、いくつか持っていくといいよ。
⑤ 雑談の型を、3つだけ持っていく
雑談は、実は活動の一部なんだ。
相手の困りごとは、雑談の中に出てくるからね。
天気の話、食べ物の話、家族の話。この3つで始められるようにしておくと、入口ができるよ。
帰国してから、私がしたこと
最後に、その後の話も書いておくね。
悔しさが、そのまま動機になった
2年を終えて帰国したとき、私の中に残っていたのは「もっとできたはずだ」という感覚だった。
だから語学留学を決めた。ニュージーランドで1年だよ。
そして渡ったときも、最初の3か月は何も聞き取れなかった。協力隊のときと同じだったんだ。
その1年がどうだったかは、こちらに書いたよ。
そのあと、点も取った
帰国して対策なしでTOEICを受けたら、800点くらいだった。
そこから対策をして900点になった。
でも正直に言うと、その100点で英語が上手くなったわけじゃない。試験の形に慣れただけだよ。
いま思うこと
遠回りだったと思う。もっと早く英語をやっていれば、あの2年はもっと濃くなったはずだからね。
でもあの悔しさが無ければ、私は英語をやっていないとも思う。
だから、これから行く人にはこう言いたいんだ。
行く前に、少しでも話せるようにしていってほしい。現地の2年は、二度と来ないからね。
ボランティア全般の選び方は、こちらに
協力隊以外の形も含めて、選ぶときの基準や費用の考え方は別にまとめたよ。
青年海外協力隊と英語について、よく聞かれること
英語ができないと、選考で落ちる?
私は英語がほとんどできない状態で選ばれているよ。
見られているのは職種の技能の方だと思う。
ただし職種や派遣先によって条件は違うし、制度も変わるからね。そこは必ず公式の募集要項で確認してほしい。
現地の言葉と英語、どちらを勉強すべき?
派遣先による、としか言えない。
現地語が主に使われる国なら、そちらが要る。私の島のように英語が通じる土地なら、英語だね。
ただ英語はどこでも無駄にならない。帰国後も残るのは、たいてい英語の方だからね。
2年で英語は伸びる?
伸びるよ。でも放っておいて伸びるわけじゃない。
日本人同士で固まっていると、2年経ってもあまり変わらないんだ。そういう人も見てきたよ。
そして行く前の力が高いほど、2年の中身も濃くなる。これは私の後悔そのものだね。
英語ができないまま行って、迷惑にならない?
この心配は、よく分かるよ。私もそう思っていたから。
でも現地の人は、来てくれたこと自体を歓迎してくれることが多い。
そして伝えようとしている姿勢は、必ず伝わるんだ。
だから行かない理由にはしないでほしい。ただし、行くと決めたなら準備はしてほしい。それだけだよ。
帰国後、英語は仕事になる?
英語だけでは、そこまで強くないというのが正直な答えだよ。
でも協力隊の経験+英語となると、話が変わる。
異なる文化の中で、言葉が通じないなりに成果を出した経験。これは点数では代えられないからね。
だから経験を語れるようにしておくこと。そして英語は、それを届ける道具として持っておくといいよ。
まとめ:青年海外協力隊に英語は必要か
最後にまとめておくね。
英語ができなくても行ける。私自身、ほとんどできない状態で選ばれて、2年間派遣されたからね。
でも「行ける」と「活動できる」は違う。手順は見せれば伝わるけど、「なぜ」は言葉でしか伝えられないんだ。
相手の困りごとは、雑談の中に出てくる。そこに入れないと、本当に必要なことに辿り着けないんだよ。
それでも、気持ちは通じた。できた瞬間の顔は万国共通だし、下手でも口を開けた人がいちばん得をしていた。
行く前にやっておくなら、まず話す練習。そして聞き返す言い方と、自分の職種の言葉と、「なぜ」を説明する型だね。
私は2年を終えて、もっとできたはずだという感覚を持ち帰った。その悔しさが理由で、帰国後に語学留学を決めたんだ。
遠回りだったと思う。でもあの悔しさが無ければ、私は英語をやっていないとも思う。
だから、これから行く人にはこう言いたい。行く前に、少しでも話せるようにしていってほしい。現地の2年は、二度と来ないからね。
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【Aceからひとこと】
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合わなかったら、やめればいいだけだから。
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