英国大学院を出た現役英会話講師Doramonが考える英語学習方法について語る企画です!!
ディクテーションという言葉を聞いたことがありますか?
英語音声のリスニングを行い、その内容を書きとることで英語力を向上させる練習方法です。ネイティブも小学生時代から取り組む基本的な方法です。
リスニング力はもちろん、英語の分析力・推測力・アウトプット力を総合的にトレーニングすることができます。
その方法を詳しく見ていきましょう!
ディクテーションについての基本知識
今回はディクテーションのススメです。
ディクテーションとは何でしょうか?
ずばり、音声を聴いて書き取る練習です!
It sounds so hard. でしょうか?
ネイティブも幼少期から練習に取り入れています。
ディクテーションの練習はシャドーイングの練習とセットで考えるとより効果的です。
まずは①シャドーイングで音声を聴いて発音する。その次に②書き取りの練習をする。といった流れになります。
ディクテーションの効果的トレーニング方法
初期
英語音声を聴いてすべてを書きとることが最終的なゴールとなりますが、いきなりできることではありません。まずは、空欄を埋めていく練習をするとよいです。
I haven’t seen such an exciting movie in a long time.
という例文がある場合、
第一段階
I haven’t seen such an ( ) movie in a long time.
第二段階
I haven’t ( ) ( ) an ( ) ( ) in a ( ) time.
第三段階
I haven’t ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) in ( ) ( ) ( ).
のように、徐々に難易度を上げていくとよいです。
品詞を理解すると文法力・想像力も向上します。
品詞は意識するようにしてください。英語力が伸びます!
どうしても難しいと感じる場合は、日本語訳を見てもよいでしょう。
後期
1分程度の英文を聞きながらディクテーションを行います。
- まずは、文章全体を集中して聴くことで内容把握を行う
- つぎに、アプリなどを使用して1文1文止めながら聴きこみ書きとる
- 最後に、どうしても聞き取り困難な個所をチェックする
ポイントは英文の流れを感じることです。まずは【主語と動詞、誰がどうする】を聞き取ることができるようにトレーニングしてください。
ディクテーションで自分の弱点を知る
ディクテーションの練習を通して何が聞き取れて何が聞き取れないかがはっきりとわかります。
ご自身の弱点を浮き彫りにすることができます。
具体的には、日本人には聞き取ることが難しいとされる:sとth、lとr、sとc、vとbなどの違いです。
ディクテーションで総合的英語力をトレーニングできる
リスニングの練習ももちろんですがライティングの練習にもなることが大きなポイントです。
総合的な英語力を養うことができます!
英語力養成として4技能(Listening、Reading、Speaking、Writing)をバランスよく学んでいく必要があります。
読むことはできるけど話すことができない、話すことはできるけど書くことができない、書くことはできるけど聴くことができないといったことでは果たして”英語ができる”といえるでしょうか?
ディクテーションおすすめの教材について
難易度は徐々に上げていけばよいかと思いますが、私の経験から考えると【TOEIC対策の練習教材】を利用すると効果的でした!
まずはパート1,2の短い英語音声で練習し、慣れてきたらパート3、4を利用するとよいです。【TOEICの練習教材】は文法も間違いなくしっかりしているので、効果的な学習ができます。
【TOEIC® TEST 特急シリーズ】は英語音声を無料でダウンロードできるので特にオススメです。選択肢もたくさんあり、総合的英語力を向上させると同時にTOEIC対策もできてしまいます。
まとめ
ディクテーションは聴いて書きとる練習です。
徐々に難易度を上げていくことで総合的英語力を習得できます。
ディクテーションの練習はかなりハードで時間がかかります。
ただし時間をかけた分だけ確実に力が付きます。
英語総合力を養いたいなら積極的に取り組むべき練習方法のひとつです!
☆ディクテーションの鍵は繰り返し練習☆
千里も道も一歩から。Just do it!!